■ 風神秘抄ラジオドラマ ■





■風神秘抄ラジオドラマレポ&感想 第9回 (3/9放送分)




「草十郎」
「どうした」
「私と逃げて!」

オープニング音楽


雨上がりの中を逃げる草十と糸世。

検非違使に囲まれる二人。

上皇への呪いをかけた疑いで捕まる二人。

捕まるまでのおいしいシーンは全てカット。
(「ひょっとして、おれが好きか」とかいろいろ)
でも、ラジドラの時間の制約上、しかたないですよね。
こういう省略は残念だけど気にはならないです。
(8話の告白シーンみたいな変更は本当にショックでしたが・・・)



引き離され、牢へ入れられる草十。

むちうちをうける草十。
「うっ」

「うあっ」



目を覚ます草十。

「おお、気がついたか」
上皇登場。

「上皇・・・やはりあなたが」
「はやまるな。わしはそなたの見舞いに来たのだ」

一瞬、「謝るな」かと思ってびっくりしました(笑)

「見舞いって・・・」
「草十郎、いきなり起きてはだめよ。横になっていて」

布団に寝かされている草十。

手違いを詫びる上皇。

「まだ熱が下がっていないから、上様、後はわたしが」
と糸世。


糸世は何もされなかったと知って安心する草十。

動けるようになったら早くここを出ましょうという糸世。



鳥彦王登場。
「いやぁー、はっはっ、まいったなあー、はっはっ♪」
とでれでれする鳥彦王。
「人が怪我をさせられたのがそんなにおもしろいかっ」
「違うよ、あの糸世という雌の子だよー♪
いやー、光ってるよー!最高だよー!人間にしとくのはおしいよー!」
おやじっぽさ炸裂の鳥彦王・・・(苦笑)
「どうした、何かあったのか」

鞭打ちの草十を助けようと考えていた鳥彦王に糸世が話しかけてきたと
語る鳥彦王。

糸世が書いた手紙を鳥彦王が上皇に届けたのだという。

糸世に感謝しろ、自分も糸世になびいてしまいそうだという鳥彦王。



そういえば、口づけシーンも省略でしたね。
まあいいのか。ラジドラだから。
こういう省略も別にいいです。
決めのシーンだけきちっとやっていただければ・・・(切実)



上皇登場。
「入ってもいいか」

「そちと二人きりでどうしても話がしたくて来ただけだ」

草十郎に、芸能のために寿命を延ばしたいという上皇。

糸世と草十郎が頼朝を助けたことを指摘する上皇。

延命の舞を舞ってくれと頼む上皇。

舞うように糸世を説得してほしいと頼む上皇。

自分は芸のよき理解者になり、草十郎と糸世を
権力で守ってやれると言う上皇。

言葉巧みに草十郎を説得する上皇。


数日間、考え込む草十郎。

「糸世、頼みがあるんだ」
「何かあったのね」
「あと一度だけ、おれの笛を導いてくれないか」
「どうして?」
「上皇が、陰陽師に告げられた寿命を延ばしたいと言っている」
「長寿祈念の舞ね」
「それができれば、おれたちはこの先を心配しないで暮らしていける」
「そんなことを考えていたのね。上皇に言いくるめられたの?」
「上皇の言葉にのせられただけなのか、これでもよく考えてみたんだ。
だが、ここを逃げ出して、また追われて、牢に入れられたり、自分の
意志でないことを強いられているようでは、おまえを泣かせるばかりだ」
「わたしのことなんていいわ」
「あの上皇は、おれたちの芸能の力をはっきり認めている。だから一度だけ、
ここで上皇に恩を売って、けりをつけたいんだ。おまえだって、こんなところから
堂々と出たいだろう。ここから出るには、それが一番いい方法だと思うんだ」

「上皇は・・・あなたの心にうまく入り込んだのね」
悲しそうに言う糸世。

「それもよくよく考えた。上皇は、気味が悪いほどおれたちの実情をとらえていた。
それで思ったんだ。おれは、おれ自身の行いがわかっていなさすぎる。だから、
二度と安易に笛を吹かないためにも、あと一度だけ、試してみたいんだ。
これから、おれたちが一緒にいるためにも」

「・・・あなたに、それほどよい見込みがあるなら、わたしは舞えるわ。
何もなしにここを出るのは難しいとは感じていたの」

「自分たちのために吹くのも、これが最初で最後だ。なあ、今回だけ」


「おい・・・・糸世」
「なんでもないわ」
「糸世・・・・泣いているのか。なぜ」
「いいえ。なんでもないわ」
泣き声の糸世。

由依ちゃん、ほんとに演技が上手いです。
この辺のBGMも合っていていい感じです♪

語り「このとき、草十郎はまだ、その舞がもたらす恐ろしい意味を理解していなかったのだ。」

(続く)





好きなシーンは省略されていましたが、そういうのは大丈夫です。

なかなかよかったと思います。
草十郎も青くて(笑)


大事なシーンだけ、ストーリーの根幹として大事なシーンだけ、
大事な部分だけは本当に原作に忠実にお願いしたいんですが、
そう希望することは、そんなにわがままな望みなのでしょうか。
(糸世の舞を感じる草十とか、告白シーンとか、ラストとか・・・・)






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