■ 風神秘抄ラジオドラマ ■





■風神秘抄ラジオドラマレポ&感想 第4回 (3/2放送分)


黒覆面の男に襲われたシーンから。


オープニング音楽

「おぬし、なかなかてだれじゃな。拙者一人では危ういところでござったよ」
と日満。

うーん。
効果音的には全然草十が強い雰囲気なかったんですが(汗)
「おまえら、その手を離せ!・・・うっ」
みたいな感じでしたし(むしろ、黒覆面にやられたかと思ったよ。。)

ラジオドラマは草十が強いということをあまり表現していない気がします。


「ああ、日満」
目を覚ます糸世。

「あの男たち!なんのことわりもなしにこの私の体に手をかけて」
と、自分の舞いをじゃまされたことを怒り、泣き出す糸世。
「私の舞が・・・これじゃあ、抜け出してまで舞った意味がないわ!」
「御前落ち着いて」
「落ち着いているわ。・・・ああ、お水!水が飲みたいわ、日満」
「では、拙者が水をもらってきます」
留守を任された草十。

「まったくわけがわからん」
「どういうこと?」
「六条の河原で舞っていた子と、ここで泣きわめいているおまえが、
とても同じ人間とは思えない」
「大きなお世話ですわ」
不機嫌になる糸世。
少し声を和らげる草十。
「おまえは、源氏の、義平様のなんだったのだ」
「いきなりなにそれ。どういう意味?」
「義平様の知っている女性かと思っただけだ。もしかして、おみつって
名前じゃないか」
「おみつ・・・?なんなの?女君に声をかけるときに一番失礼なのは
過去のことをいろいろを詮索すること、二番目が名前を呼び間違えること。
あなたは二重に失礼だわ」
「じゃあ、名前はなんという」
「いとせ、よ。私は糸世。覚えておきなさい」

原作の「他の名前で呼ぶなんで、ぜったいにゆるさないから」を
入れてほしかったな。。


武蔵の草十郎と名乗る草十。
義平様と一緒に戦ったと話す草十。

「おまえ死者をおくるときだけ舞うのか?」
「わたしが舞うことでものごとが動くと感じるときなら、そのとき、その場で
おそれずに羽を広げて舞うわ。強制されたらだめなの」

由依ちゃんの糸世、本当にすばらしいです。
セリフまわしも、糸世らしくてよいです♪

青墓や、曼荼羅曼珠について話す糸世と草十。
糸世の舞も、草十の笛も、危険なものなのだと話す糸世。

「だから、自分のしていることくらい責任をもって、何もかも承知の上でやりなさいよ?
わかってるの?」
「うるさいな」
と母親に返事をするようにうっとおしそうに言う草十。
「だったら黙るわよ」
とふくれる糸世。

(すいません、「うるさいな」ってなんですか・・・中学生男子ですか)
(原作だと「悪かったな」というところです・・・全然意味も言い方も違うよ・・・)




戻ってくる日満。
「御前。ご気分はまだよくなりませぬか」
「いっそう悪くなったかも。・・・お水」

糸世、かわいいなぁ♪

立ち去る草十。

京には長くいないと思う、という草十。



ばさばさという羽音。
「草十もすみにおけないなあ。どうだった、あの遊芸人の娘は」
「青墓の遊君だったよ。遊君というのはあんなにやかましいのか」
「意外と好みがうるさいんだな」
このあたりは、原作P.134あたりと同じ。


正蔵のもとへ戻る草十。
笛を吹いたせいで目立ってしまったため、すぐに京を離れるという正蔵。

京を立つ二人。

幸徳登場。

声がぴったりです!
幸徳〜!
嫌味ったらしくてかっこいい!(笑)
白鳥のすくね役もいけそうです♪

(ちょっとばかり声小さいですけど音声さーん)

草十を笛方として借りたいという幸徳。

草十をかばう正蔵。
正蔵好きですv演技お上手ですね〜v

「いいだろう、おれが行って気が済むなら、行ってくる」
と小野草十。

(「いいだろう」の言い方が・・・。
原作では正蔵たちに迷惑をかけないために腹をくくって行くのに、
糸世に会いたいから行くみたい。
もっと重々しく言ってくれないと・・・あうう・涙)


後白河の屋敷に連れてこられた草十。

きれいなお姉さんがいっぱい。
「幸徳殿、その若い人がそう?」
「違っていたら連れてこない」
という不機嫌に言う幸徳。
かっこいい!(笑)

「糸世殿、ご指名の人物です。入りますよ」
猫なで声幸徳。
お姉さんたちにはぶっきらぼうだったのに、糸世は特別なんですね♪

「わたしはこちらに控えている。さあ中へ」
と不機嫌に草十を促す幸徳。

幸徳の声の使い分けが素敵だ!

「あーあ、絶対見つからないと思ったのに、どうして連れてこられちゃったのよ」
と糸世。
かわいいなぁ♪

こっそり連れ出してくれないかと言う糸世。
無理という草十。
ならば、日満に屋敷の間取りを伝えろという糸世。


幸徳に連れられて後白河に会いに行く草十。

「待ちかねたぞ!」

きた、プロの名演技!

「着飾らせてみたくなる若者だな。細いが引き締まった体、整ってりりしい顔立ち。
誰よりも気難しい糸世御前が指名した男だけのことはある。
さあ、そのようにかしこまらなくともよい。こちらへ寄れ。さあ」

言い方がかなり怪しげです・・・。
原作では上皇様の周りの人が言ったせりふも上皇様のせりふになっているので、
余計あやしい感じ。
原作の上皇は、草十の容姿にそこまでは興味を示していないような(読み返してみた限り)

「こちらへ来なさい。さあ。さあ!」


草十を手招きする上皇。


(続く)



ひい。
こんなところで「続く」に。
逃げろ草十!みたいな感じ。

というか、小野草十から、ちっとも引き締まった感じもりりしい感じも受けないんですが(汗)
頼りない少年という感じで。

うーん。
うーん。

由依ちゃんの糸世はめちゃめちゃかわいくて演技も上手なだけに。
ちゃんと「糸世」だもんなぁ。

それに比べると、小野くんの草十は「小野草十」という感じ。
あちこちのシーンのセリフまわしで、頼りない少年っぽさをぽろぽろ出している気がします。
私も舞台の小野くんには好感を持っていますし、ハリポタも吹き替えで見ていたりしたので、
声としては嫌いじゃないんですが、セリフまわしが「草十郎」とは思えないときが・・・。








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