■ 風神秘抄ラジオドラマ ■





■風神秘抄ラジオドラマレポ&感想 第5回 (3/3放送分)

オープニング音楽からスタート。

この音楽、なかなかいいですね。


草十郎に遠慮のない視線を投げかける上皇。

「さあ、その笛を吹いてみせてくれ」

糸世の舞がないと吹けないという草十。
それではまるで比翼の鳥、連理の枝だという上皇。

「手を貸してみなさい」
「は?な、なにを」
「このように節太になっていない長くて繊細な指が管弦には必要なのだ。
それに、整った唇や歯並びも」
「手を離してください。でないと」
「でないと、どうするのだ」
「うっ」
「さあぁぁ、のう」

このシーン、原作ではこんなに怪しくなかったと思うのですが(汗)
草十も、振り払おうとしそうになる青年の勢いが原作にはあるはず。
小野草十は本当に少年という感じですね。
上皇にあっさり丸め込まれそうな感じ。

ぽんぽんぽん。
鼓の音。
「ん?」

「上様、お待ちになって」
糸世の声。
うわー、糸世だ。糸世の声だ。
かわいいなぁ。

鼓を持って糸世登場。

「上様、よろしければ今様の歌い比べをなさいませぬか?」
かしこまってしゃべる糸世。
由依ちゃん、うまいなあ。

「あら、そうそう、今様に笛は必要ありませぬ。気が散りますから、
草十郎殿にはお引取りを」
糸世いいなあ。
上手い。

「ん・・・ああ、ああ・・・・」
ぼけっとした草十・・・情けないよぅ(ほろり)

「では、上様。始めましょうか」
「よおし、負けぬぞ!」
楽しそうな上皇様。
「はっ、これは愉快になってきた!」
上皇様・・・(笑)


解放される草十。

「あの上皇は雌でも雄でもどっちでも手をつけるので有名って知ってたか?」
と鳥彦王。
糸世が自分を逃がすために歌比べを始めたと気づく草十。


やってくる正蔵と日満。

「おまえ上皇に会ったのか」
と正蔵。

上皇について語る正蔵。

正蔵が昔、鳥羽法皇の北面の武士だったことがあかされる。

日満が糸世に仕えるようになった理由を話す。

日満に糸世からの伝言を伝える草十。


屋敷に忍び込む準備を始める三人。



屋敷の裏で見張り役をする草十。
壁に上ってみる草十。
「ちょっと様子を見に行ってやろう」
ひゅっ、がらがら、べしっ。
「うう、何者!」
と草十。
「ああっ」
うめく草十。
「うっ」
「静かにしろ」
「うっ」
幸徳さん登場!
「貴様、せっかくうまくいきかけているのに」
「おまえは、幸徳、どうして」

「まぬけなどろぼう」
とあきれた口調の糸世。
原作の糸世は草十と気づいていないはずですが、それはラジドラなのでOK。

「糸世。おまえも、どうして」
「もう少しでせっかくの逃げ道をふさがれるところだった。もっと痛めつけて
やりたいところだが、いまはとりあえず手伝え」
と幸徳。
「なにを手伝うのだ」
「もちろん、わたしがここから抜け出して青墓に帰るのよ」
糸世かわいいv


「どうして糸世を連れ去ったおまえが、今度は助けている」
「幸徳殿は話のわかる方なの。ちゃんとひざをつきあわせてお話をしたら
理解してくれたの」
「貴様とはなれあわないが、糸世殿は青墓へ帰すべきだと思うからこうして
逃がしてさしあげる。見咎められる前に早く逃げろ。後はお前にまかせる」
幸徳カッコイー!
演技お上手です!

「幸徳殿、日満が捕まらないようにしてね」
幸徳に頼む糸世っぽい。上手いです。
「努力してみます。では」
幸徳最高です!

「さあ、草十郎。わたしを塀に押し上げて」
由依ちゃん上手いなあ。すごく糸世っぽいです。
「えっ、おい」
困惑する草十。

糸世を押し上げる草十。

「んっ・・・・けっこう重いな」
「あんたって、どうして失礼なことばかり」
「静かにしろって」


戻ってくる日満と正蔵。


奥の寝殿まで行ってしまったという日満。

「おあいにくさま。本物の遊君なら拒めますのよ。
わたしが添い伏すのは、まこと恋するに値する殿方のみです」
糸世らしい。うまい。
「あなたが恋する値打ちがあると判定した男は相当な果報者だな」
と正蔵。


「草十郎。わたしたち帰るわ。しばらく会えなくなるわね」
「ああ」
「青墓に来る機会はある?」
「さあ・・・まずないだろうな」
「とんちき。やっぱり気の利かない人ね」
「なんだって」

上品な声に変える糸世。
「正蔵様、本当にお世話になりました。日満、行きましょう」


「ははは。『とんちき』か。ははは、あの遊君はまったくものがわかっているな」
と正蔵。
演技お上手です!

「なんだっていうんだ。まったく」
と草十。



近江に帰り、1ヶ月。
正蔵の片腕として働く草十。

正蔵の部下から、頼朝が生け捕りになった京に護送されたと聞く草十。
「おやまあ、また顔つきが変わったよ、この子」
とみばあ、いい味出してるなあ。

「佐殿が生きておられたのか!このままにはしておけん」
といきりたつ草十。

(続く)


由依ちゃんの糸世には癒されますv
正蔵も幸徳も素敵ですv

草十と糸世が声を合わせて「来週もお楽しみに!」というのもかわいいですねv











第6話レポートへ

風神秘抄ラジオドラマページへ戻る


あたそのやメインへ戻る