薄紅天女の真守さんについて。

彼をアタソノ日記に登場させようと思ったのは、阿高や藤太でない、それ以外の男キャラがほしいなと思ったからでした。

でも、私はオリジナルキャラを出すということができないと思いましたし、しないほうがいいかなとも思いましたので、原作の中の誰かにがんばってもらうことにしました。
そこで白羽の矢がたったのが真守さんでした。

薄紅を読んだ初めのころは、私は彼があまり好きではありませんでした。
阿高の視点でしか読んでいなかったので、真守さんは「性格の悪いいやなやつ、もちろん顔もいじわるな感じだろう」と思っていました。

でも、改めて真守さんに注目して薄紅天女を読み返してみると、いろいろなことがわかりました。


まず、真守さんの容姿についての考えました。
真守さんはけっして変な顔ではありません。

第一に、真守さんがぶさいくだというような表現がどこにもないこと。
たとえば、白鳥異伝のガマ男は思いっきりガマのようだと書かれていますが、真守さんの場合はそれがない。

次に、真守さんが千種の従兄弟だということ。
仮にも藤太がほぼ一目ぼれに近い感じで選んだ女の子である千種の従兄弟なのですから、二目と見られぬぶ男ということはないと思いました。

第三に、真守さんが日下部の若者をしきっているということ。
立場的なものもあるのかもしれませんが、少なくともある程度は容姿、性格に人をひきつけるものがないと、リーダーにはなりにくいのではないかと思いました。

ということで、少なくとも真守さんは変な顔ではない。
ものすごい美男子ではなくても、それなりの好男子なのではないかという結論にいたりました。

次に、真守さんの性格について考えました。

真守さんは性格が悪いのか??

とりあえず、原作に書かれている部分で考えます。
(あくまで真守さんの立場で)

竹芝の二連という女の子泣かせで有名な二人組が、最近大切な従姉妹の千種に目をつけたらしい。
千種が「あなたのような男は大嫌い」と言ったにもかかわらず、しつこくやってくる。
千種を守ってやらないといけない。

このように真守さんの視点で考えると、必ずしも真守さんは悪い人ではないように思えます。
むしろ親戚思いのいい子です。
原作中にも、「けんかっぱやいが親族にとっては頼りになる若者」というようなことが書いてあったかと思います。

最後に、これ以外のこととしましては、あくまで私の想像にすぎませんが、真守さんの好きな女の子が「ごめんなさい、私、竹芝の阿高が好きなの」とか言って真守さんをふったとか(笑)
「藤太は私だけに優しくしてくれているのだと思っていたのに・・・あの人は誰にでも優しいのよ・・・」と泣いている女の子を見たとか(笑)
そういう秘めた青春の思い出があるのかもしれません(笑)

ということで、真守さんはそれなりの容姿の頼れる若者であるかと思いましたので、アタソノ日記ではあのように登場していただいております。
日下部では真守さんは一番人気なのですv(笑)

ということで、これからも真守さんをよろしくお願いいたします!