月代さまについていくと決めた狭也。
あっというまに村娘にとりかこまれます。
「おめでとう、狭也!」

その間に月代さまはこっそりいなくなります(笑)

乙彦さんと八田女さんのせりふと歌。
いつかこんな日がくると思っていたと。
あたりまえのように村の若者と結ばれるのではないと思っていたと歌います。

狭也を拾った日のことを思い出す両親。
「どうしてそんな子を拾ったの?闇の氏族の子かもしれないのに」(原作では土ぐもと言っていますが)
とたずねる狭也に、
「行くあてもなくさまよっている幼子を見捨てるなんて人間じゃない」(うろ覚えですが、むしろ原作に近かった気がする)
と答える乙彦さん。

「人間じゃない」
と言い切るのに驚いて原作を見直したのですが、原作でも「人間じゃない」と断言していました。
いままで見過ごしてきたせりふでしたが、こうして聞くと深いなあと思いました。


その間に、狭也は下手のほうで、采女のかっこうに衣装チェンジ。

「どの子にも大事な命が宿っているんだよ」と泣く八田女さん。
「おまえは羽柴の子、うちの子だ。わしらはそのことを誇りにするから、お前も誇りにするがいい」
という乙彦さん。

このシーンで毎回うるうるきました。

そして、キーンと金属音がして、羽柴の人々と狭也の間に白いロープが張られます。

そして、輝の宮のシーンがはじまります。

(その5に続く)